盛岡中央高校の偏差値、受験方法、卒業後の進路など徹底解説!


 

盛岡中央高等学校(以下、盛岡中央高校)についてご紹介します。

大学への進学実績のある私立高校をお探しの方は、盛岡中央高校を一度ご検討ください。

 

とは言っても、盛岡中央高校はコースによって学習内容が大きく変わります。

コースは、SZコース、Zコース、Aコース、Rコース、Bコースと全5コースあります。

 

全校生徒は1,000人以上おり、受験する生徒は3,000人ぐらいいます。

男女比は、7:3ぐらいで男子が多いです。

 

受験は岩手県全土で行われ、受験会場だけでもかなりの数があります。

中央は、学校法人龍澤学館が運営しているので、同じ系列の専門学校などが受験場所に指定されます。

 

コース

全5コースあります。

それぞれ特色が全く異なり、多種多様な生徒が在校するのが盛岡中央高校の特徴です。

 

特進選抜SZ

東大・国公立大学医学部など超難関大学合格を目指す進学指導。2年次より文理分け授業。S一種特待・一種特待・二種特待などで編成。7時間授業。土曜日授業(第2土曜日除く)。放課後は、希望制ゼミまたはまたは部活動を選択。習熟度授業。

 

難関大学に進むなら特進選抜SZです。

岩手県内の私立高校では、トップの偏差値。

 

偏差値は66程度です。

国公立大学への進学も多く、もちろん指定校推薦もあります。

 

ガンガン勉強する生徒、推薦狙いの生徒は第一志望にしてもよいですね。

また、一高や三高を受験する生徒が併願(滑り止め)にするには、岩手県にはSZコースZコースぐらいしかありません。

 

推薦での受験資格は評定平均4.5以上です。

進学するために放課後の自習をしたり、課題がかなり多かったりするようですが、勉強に前向きな生徒が多いようです。

 

特進Z

難関国公立大学・私立大学を目指す進学指導。2年次より文理分け授業。7時間授業。土曜日授業(第2土曜日除く)。放課後は、希望制ゼミまたは部活動を選択。習熟度別授業。

 

大学への進学を見据えた特進Z。

SZコースに次いで偏差値が高いコースです。

(偏差値は60程度)

 

SZコースよりは、学習進度が遅いようですが、全員が国公立大学への進学を目指して学習しています。

SZコースにも言えることですが、月に3回土曜日に授業があったり、週に4回7時間目まで授業があったりと、勉強量の面でもサポートしてくれています。

 

またSZコースとZコースは同じ校舎で集中して学習できる環境が整っているようです。

 

進学コース

 

進学選抜A

国公立大学・私立大学を目指す進学指導。2年次より文理分け授業。週2日7時間授業。土曜日授業(第2・4土曜日除く)。放課後は、希望制ゼミまたは部活動を選択。

 

多様な方法で大学進学を目指す進学選抜Aです。

偏差値はSZコースやZコースと比べると偏差値は低くなります。

偏差値は49程度です。

 

Aコースも大学進学を目指すコースとなっています。

SZコースやZコースは一般入試を目指すのに対して、Aコースは一般入試だけならず推薦入試AO入試で大学への進学を目指します。

 

推薦が多いのは、私立の特権ですね。

推薦で大学への入試を目指す人は、推薦の条件などを高校入学時に確認して起きましょう。

 

内申点が必要になるので、どれぐらいまで取得しておかなければならないかなど、条件は複数あります。

Aコースで一般入試を目指す場合は、2年目に理系または文系を選択して大学入試の科目が決定されます。

 

進学留学R

海外留学で語学力を大きく伸ばす画期的な海外留学・進学支援プログラムを採用。オーストラリアに留学。3ヶ月と1年間のプログラムから希望により選択。国公立大学・難関私立大学を目指す指導。土曜日授業(第2。第4土曜日除く)

 

語学力を身につけるなら進学留学Rです。

偏差値はほとんどAコースと同じぐらいです。

一方でAコースとは異なりRコースは、必ず留学するコースです。

 

留学するまではAコースと一緒に授業を受けます。

偏差値48程度です。

 

特に語学力を身に付けたい生徒向けのコースで、東京外国語大学、国際基督教大学、中央大学などへの進学実績もあります。

 

留学コース

 

進学総合B

大学・短大・専門学校を目指す進学指導。就職指導にも対応。2年次よりスポーツの選択が可能。放課後は、希望制ゼミまたは部活動を選択。

 

進学か就職か迷っている、またスポーツが得意なら進学総合B。

上記のコースとは異なり、Bコースは進学に関しては主に私立大学、短期大学、専門学校を目指します。

また就職という進路を選択することもできます。

 

偏差値40程度です。

 

部活動に力を入れたい学生が多く、スポーツの推薦で早稲田大学へ進学した実績もあります。

もちろん、狭き門です!

スポーツに力を入れたい学生が中心となっています。

 

進学実績

 

平成2016年度は、国公立大学への合格者は94名、私立大学への合格者は237名です(推薦入試の合格者込みです)。

卒業する生徒の実に90%程度が進学します。(就職は5%程度、浪人その他も5%程度)

 

複数のコースに別れていますが、ほとんどの生徒が進学します。

進学先は有名4年制大学から短大、専門学校まで実に幅広いです。

 

就職先としては公務員と民間企業に就職する卒業生がおり、その比率はだいたい半々です。

浪人して進学を目指す卒業生もいます。

 

いわゆる国公立の名門校と言われる大学への合格者もいます。

岩手の私立高校で東京大学への進学実績があるのは盛岡中央高校だけではないでしょうか。

 

名門の四年制国公立大学へ進学する人数でいうと一高や三高の方が多いです。

盛岡中央高校の進学先の特色として私立大学への進学者数が多いことが挙げられます。

 

岩手県内の公立の進学校では、国公立大学現役合格を最優先に掲げているところが多く、私立大学への進学者はそこまで多くありません。

盛岡中央高校は大きな学校法人(学校法人龍澤学館)が運営していることもあるのか、私立大学へのパイプがあり推薦枠が豊富な印象を受けています。(国公立大学でも東大への推薦合格者もいます)

 

SZコースまたはZコースに進学して推薦で大学へ進学するという方法も考えられるので、入学しても気を抜かずに勉強しましょう。

内申点を周りよりも多く取得することによって、推薦での大学入学も見えてきます。

 

国公立大学

 

2016年度は京都大学東北大学への進学者がいました。

岩手県内の岩手大学岩手県立大学への進学者もいます。

 

国公立大学への進学者でいうとやはり一高や三高が強く、国公立の名門大学への進学を狙うのであれば一高や三高の方が進学できる可能性が高いです。

岩手県内の国公立大学(岩手大や岩手県立大学)への入学実績でも四高や北高の方が実績があります。

 

これは岩手県の公立高校は、国公立大学への進学を第一目標に掲げていることが要因だと思います。

また、盛岡中央高校の場合は全てのコースが大学進学を狙っている訳ではないということも進学者数がそれほど多くない理由としてあげられます。

 

以下の表は合格者は抜粋であり、全体でいうともっと多いです。

 

大学名 合格者数
京都大 1
東北大 7
北海道大 1
岩手大 17
北見工業大 5
弘前大 5
筑波大 2
電気通信大 2
新潟大 4
琉球大 1
札幌市立大 1
宮城大 1
秋田県立大 1
会津大 2
高崎経済大 2
首都大東京 2
横浜市立大 1
都留分科大 2
秋田大医医 1
岩手県立 14
北教大函館校 2
宮城教育大 1
秋田大 1
山形大 1
宇都宮大 1
埼玉大 1
横浜国公立大 1
金沢大 1
釧路公立大 2
群馬県立女子大 1
名桜大 1
福島大 1

私立大学

 

私立に関しては、慶應義塾大学1名岩手医科大学・医学部1名東京理科大学6名など名門校への進学者がいます。

進学した大学にはスポーツの強い大学も含まれており、スポーツ推薦による進学の場合もあります。

 

私立大学への進学実績はかなり多く、進学先は盛岡大学が最も多いです。

関東、東北の大学が多いかなといった感じで、進学先は多岐に渡ります。

有名どころだけピックアップして表に掲載しています。

 

大学名 合格者数
慶應義塾大学 1
東京理科大 6
中央大 4
岩手医科大医医 1
岩手医科大 8
盛岡大 25
工学院大 1
芝浦工業大 2
東京経済大 2
東京薬科大 1
日本大 7
東京医療保険大 2
学習院大 5
明治大 6
同志社大 1

 

短大・専門学校

 

短大への進学者は、全て岩手県内の短大への進学です。

県立大宮古短大へ2名、盛岡短期大学へ3名入学しています。

 

医療系の専門学校への進学者が多いです。

県立専門学校へ14名、医療専門学校へ25名、各種専門学校へ61名進学しています。

 

就職

 

就職先は公務員自衛官が多いです。

一般曹候補(自衛官養成コース)へ3名、岩手県職種Ⅲ種へ1名、盛岡市市職員へ1名、自衛官へ2名、岩手県警察へ1名、岩手ホテルアンドリゾートへ1名います。

 

スーパーグローバルハイスクール(SGH)

 

グローバル人材の教育に力を入れるスーパーグローバルハイスクールアソシエイト校として認定されています。

また、世界17の国と地域に国際姉妹校があり、国際的な取り組みにも意欲を見せています。

 

中央高校_SGH

 

中央高校_SGH

 

岩手県のSGH指定校

 

他にスーパーグローバルハイスクールは、岩手県内では盛岡第一高校が指定校に選ばれています。(盛岡第三高校も同プログラムを実施していましたが、現在は独自のプログラムを実施しています。)

ただ、異なるのは盛岡第一高校は指定校であり、盛岡中央高校はアソシエイト校であるという点です。

 

SGHを募集したところ、全国から246校が手を挙げ、指定校として56校、アソシエイト校として54校が選出されました。

もともとは指定校を100校選出する予定だったところから、56校だけ選出され、再度審議があり選出されなかった学校から54校のアソシエイト校が選出されました。

 

指定校とアソシエイト校の1番の違いは、助成金を受けれるかどうかです。

指定校であれば、指定期間(最大5年間)は毎年上限約1600万円の助成金を受け取ることができます。

一方で、アソシエイト校は助成金はありません。

 

ただ、アソシエイト校とはいえ全国で100校しか選ばれないSGHに選ばれていることは非常に素晴らしいですね。

 

SGHの特徴

 

スーパーグローバルハイスクール!

名前から憶測すると英語の学習に力を入れそうですが、一体何なんでしょうか?

 

スーパーグローバルハイスクールって何?

 

スーパーグローバルハイスクールとは、文部科学省が作ったグローバル教育のプログラムを実行する高校のことです。

英語でのディスカッションを行ったり、海外に語学を学習しにいったり、外国人講師が派遣されてきたりします。

 

グローバルと聞くとどうしても英語の方に目がいきそうですが、SGHプログラムは考える力を育てることを主目的にしています。

なので、英語は最低限できるようになり、考える力を身につけ、意見交換ができるようになるプログラムです。

 

SGHの参考動画です。

もちろん発表の場に呼ばれる人なので、全員流暢な英語を話しています。(最近の高校生はこんな感じなのかもしれないですが)

 

しかし、英語のコミュニケーションにおいて流暢な英語は、あまり重要でないと思っています。

重要なのは自分の意見を持ち、相手の意見を理解して、意見を交換することです。

 

 

海外で働かないにしても日本でも英語を使って意見交換する機会は増えているので、本格的に英語を使う準備になりそうですね。

Rコースは必ず留学するのですが、他のコースも修学旅行がカナダだったりと国際的な人材育成に力を入れています。

 

特待制度

 

盛岡中央高校の特待制度は多岐に渡ります。

基本的には受験の点数で、特待生になれるかどうかが決まります。

 

通常の学費

 

私立高校はどうしても公立高校と比べると学費が高くなってしまいますが、特待制度や就学支援金を使うことで学費を抑えることも可能です。

盛岡中央高校は学費の補助の種類が多く、学費を減額できる機会が多いのが特徴です。

 

入学時納入金 金額
入学金 120,000円
施設設備費 100,000円
合計 220,000円

 

毎月の納入金 金額
授業料 27,000円
維持費 4,000円
教育振興費 4,850円
その他 2,650円
合計 38,500円

以下のような特待制度修学支援金が支給されます。

 

学力特待制度の奨学金

学力特待になると以下の奨学金が支給されます。

毎月の納入金額(38,500円)が限度額となるので、学力特待と就学支援金の金額が38,500円以上になっても、学校から毎月お金をもらえるということは起こりません。

 

学業成績及び人物が優れている生徒には、下記の奨学金を支給します。

 

特待の種類 入学時 毎月 特別奨学金(毎月)
SZコース(S一種特待)単願・併願 220,000円 20,000円  10,000円
SZコース(一種特待)単願 220,000円 20,000円
SZコース(一種特待)併願 150,000円 13,000円
SZコース(二種特待)単願 170,000円 15,000円
SZコース(二種特待)併願 120,000円 10,000円
Zコース(三種特待)単願 150,000円
Zコース(三種特待)併願 120,000円

 

 

スポーツ特待制度の奨学金

 

スポーツ技能及び人物が優れ、中学校長が推薦する生徒には、下記の奨学金支給します。

 

スポーツが得意な生徒にも奨学金があります。

 

特待の種類 入学時 毎月
1種特待 170,000円 13,000円 
2種特待 120,000円 8,000円
3種特待 100,000円

 

修学支援金

 

保護者の年収(世帯)により、国から下記の就学支援金が支給されます。

 

保護者の年収によっても支援金があります。

 

保護者の年収(世帯) 就学支援金(月額)
年収250万円未満の世帯 24,750円
年収250万円~350万円の世帯 19,800円
年収350万円~590万円の世帯 14,850円
年収590万円~910万円の世帯 9,900円
年収910万円以上の世帯 なし

 

特待の受験問題

特待生となるには3教科(国・数・英)受験5教科受験で問題が異なるのですが、5教科がおすすめです。

推薦受験の生徒も特待制度を利用するために前期入試で受験します。

 

校舎

 

3教科で受験すると通常の受験問題とは異なる難易度の高い問題での受験となります。

これが結構難しい…

 

一方、5教科で受験する場合は通常の受験問題と同じ問題で受験することができます。

もちろん、他の同じコースの受験生よりも高い点数を取得しなければならないのですが、この方が難易度が低いように感じています。

 

社会や理科が極端に苦手でない場合は(得意な場合はもちろん)、5教科で特待を狙うことをオススメします!

 

 

受験方法

単願か併願のどちらかで受験が可能です。

何回か受験する機会がありますが、何回受験しても受験料は1回分です。

ただし、単願と併願の組み合わせは出来ないので気をつけてください。

 

例えば、単願受験の例は以下の通りです。

  • 学力特待入試(単願)
  • 推薦入試(単願)
  • 前期入試(単願)
  • 後期入試(単願)

 

念のために、併願受験の例。

  • 学力特待入試(併願)
  • 推薦入試(併願)
  • 前期入試(併願)
  • 後期入試(併願)

 

という具合に単願と併願の組み合わせはできません。

 

 

学力特待入試

 

募集コースは、SZコースとZコースのみです。

SZコースでは、S一種特待、一種特待、二種特待の特待制度が使えます。

Zコースでは、三種特待のみです。

 

試験内容は、3科目になり国・数・英のマークシート方式です。

通常の入試問題よりも難易度が高いです。

 

調査書入試

入試は書類審査のみですが、内申点の基準があります。

SZコースは4.8以上、Zコースは4.5以上が必要です。

 

調査書入試では、特待制度を利用することはできません。

 

推薦入試

試験は面接のみとなります。

調査書入試と同様に、内申点の基準があります。

 

コース名 評定
SZコース 4.5以上
Zコース 4.0以上
Aコース 3.5以上
Rコース 3.5以上
Bコース 3.0以上
スポーツ特待生推薦 2.7程度

 

SZコースやZコースは特待制度を利用できませんが、スポーツ特待生推薦であれば1種・2種・3種特待を利用することができます。

 

AO入試

AO入試も面接のみの受験方法です。

こちらも内申点の基準があります。

 

コース名 評定
Zコース 4.0以上
Aコース 3.5以上
Rコース 3.5以上
Bコース 3.0以上

 

こちらの受験方法も特待制度を利用することはできません。

 

前期入試

こちらがイメージされている受験に一番近い受験です。

内申点と本番の受験テストがある受験です。

 

試験内容は5教科のマークシートです。

特待制度は、学力特待入試と同じで学力特待(S一種・一種・二種・三種特待)を狙うことができます。

 

後期入試

前期入試の1週間後ぐらいに実施され、国・数・英のマークシート方式です。

単願の場合は、面接のみとなります。

 

学力特待も狙うことができ、一種・二種・三種特待が対象となります。

 

特別入試

この入試方法だけ、3月に実施され評定は3.5以上が必要です。

単願のみ受験可能で国・数・英の3科目の受験になります。

 

公立入試が終わって、進学先が決まっていない時に利用することができます。

 

受験場所

会場は岩手県全土に渡り、最寄りの受験会場で受験することができます。

 

  • 盛岡中央高等学校
  • 盛岡会場(盛岡カレッジオブビジネス・盛岡医療福祉専門学校)
  • 矢巾会場(矢巾町公民館)
  • 石鳥谷会場(JAいわて花巻石鳥谷支店)
  • 二戸会場(二戸市シビックセンター)
  • 宮古会場(陸中ビル)

 

アクセス

厨川駅から徒歩約15分です。

駅近なので、通学は苦労しないですね。

 

 

参照

  • 盛岡中央高等学校ホームページ
  • 生徒募集要項
  • 岩手県高等学校名鑑
  • 「CHUO国際教育フォーラム・国際人育成プログラム」をまとめた冊子
  • スーパーグローバルハイスクールホームページ
  • リクルート進学総研
  • 筑波大学 附属学校教育局